AMシリーズは、年間わずか数百台が英国ブラッドフォード・オン・エイボンのモールトン城の中にある工場で、熟練工により一台一台手造リされていて、フレームスケルトンもモデルによってすべて異なります。

TSRシリーズは、モールトン社のライセンスをもとに英国のパシュレイ社が量産するモデルです。低価格で気軽に楽しめるTSRシリーズには、フレームが分割できるタイプとできないタイプがありますが、TSRについては各モデルのフレームスケルトンはすべて共通です。

一度乗ったらその軽量,低重心,長いホイルベースからくるシットリした乗心地は忘れられません。また、ロードレーサ、長距離トライアル車としても米国をはじめ世界中で第一級品として激賞されています。

あのミニクーパーの開発に参画した著名なイギリスの科学者アレックス・モールトン博士が開発した、その名もアレックス モールトン バイシクル。ミニクーパーの独創的なサスペンション機構と左右上下のしなりを吸収する独特のトラスフレーム構造を自転車にも応用。自動車技術の発想から開発された小径ホイールの名車です。

サスペンションは、それぞれの乗り物と用途に合わせ、最適な設計をされた物でなければ走行性能をあげる事はできません。特に自転車のサスペンションは、パワーソースがデリケートな分、いい加減な設計ではペダルを踏み込む力が前へ進むためではなく、車体を沈み込ませたり、サスペンションを縮めるために使われるなど、無駄にエネルギーが消費され、速く走るどころか逆に遅くなったり、疲れやすくなったりします。

モールトンバイシクルのサスペンションは、モールトン博士が自転車専用として40年以上に渡り、研究と改良を続けてきた世界最高の自転車用サスペンションです。ペダルを踏む力は前へ進むための走行エネルギーとして無駄なくホイールに伝わり、逆にエネルギーの浪費となる路面からの上下振動は滑らかに吸収、しかもその形は超小型軽量。まさしく自転車のためのサスペンションと言えます。

●AMシリーズとTSRシリーズ

●ミニクーパーのサスペンションスプリングを開発したエンジニア

Flexitor

Leading Link

Hydrolastic

Rubber Cone

●サスペンション

モールトンバイシクルの 『リーディングリンク・フロントサスペンション』 は、乗り手に合わせて硬さ調整やダンピング調整ができます。

AMシリーズのダブルパイロンや、ニューシリーズには、フロントフォークのラバーをトーション(ねじり)で使う凝りに凝ったサスペンションが採用されています。 このサスペンション機構はモールトン博士が1950年代にクルマ用に開発したものを応用したもので 『フレクシター』 と呼ばれています。ゴム自身がスプリングとダンパーの役割を兼ねているこの機構は、機械的摩擦が原理的に発生しないため、路面からの振動がフレームから絶縁され「シルキーライド」すなわち絹のような滑らかな乗り心地を実現しています。またブレーキング時に発生するノーズダイブ(沈み込み)を防ぐため、アンチノーズダイブ機構を備えています。この効果は多くの実験と綿密な計算で割り出された、平行でない上下リンクの精妙な角度設計により与えられています。

リアサスペンションは、三角のフレームにピボット支持されたモールトンバイシクル独自の 『ラバーコーン・スプリング』 によって構成され、さまざまな路面からのショックを吸収し幅広い荷重に対応します。 またAMシリーズの上級機種には、オースチンミニで有名な 『ハイドロラスティック』 (モールトン博士1960年代の発明)と呼ばれる ゴムの中に液体を封入したラバーコーン・スプリングが採用されています。

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Alex Moulton日本総代理店 ダイナベクター(株): http://www.dynavector.co.jp/j_index.html

TSR シリーズ の詳細はこちら>>>Lineup_tsr.html
AM シリーズ の詳細はこちら>>>Lineup_am.html

※Moku2+4はモールトン取扱有力店に指定されています。