今回のMoku《改》No.005は、British Greenのフラットハンドルからクルマと同じSilverに再塗装し、
ドロップハンドル仕様にカスタマイズされたモールトンをご紹介します。
車体カラーを何色に塗装するか1年ほど前から密かに悩まれていたオーナーは、
BlackとSilverが好きということもあって、
まずはクルマと同じSilverの中から何種類かをピックアップ。
そして最終的に決まったカラーはクルマと同じ明るめのSilverではなくて、
光によってほんの少しGoldに写るSilverでした。
モールトンには深みのあるSilverの方がよく似合うということで、
オーナーがセレクトしたオリジナルカラーで再塗装。
次に車体のSilverをより引き立たせるように相性の良いアルマイトのRedをヘッドセットとシートクイックにコーディネイト。
特注の車体カラーに、ヘッドセットのRedカラーが入って個性的な世界に2台とないモールトンに仕上がりました。
銀色や、ときには金色に輝く生まれ変わったたくさんの想いが詰まったモールトンと一緒に
ふたたび新しい2+4Styleが走り出します。
これから始まる2+4Styleの楽しさを、私たちにもまた聞かせてくださいね。
今回ご紹介したこのスペシャルバイクで、2004年11月3日に開催される
『鈴鹿8時間エンデューロレース』に参戦されます。
1. 車体カラーである深みのあるSilverと相性の良いRedアルマイトを[Shimano]ULTEGRAヘッドセットに施して全体のアクセントに。
2. ヘッドセットに合わせてシートクイックも[salsa]のRedカラーをチョイス。ヘッドセットだけでなく、もう一点Redカラーを加えたことでバランスの取れた自分だけの愛車に。
3. コンポーネントは、Blackを基調にセレクト。クランクセットには[Shimano]105 / 53-39Tを選んで、Blackカラーで足下を引き締めました。
4. 数種類のボトムブラケットスペーサーの中から選んで取り付け、Shimano推薦のチェーンラインに近づけます。ボトムブラケットとフレームの間には極薄のスペーサーが入っています。
5. ハンドメイドゆえに左右のフレームに若干の誤差が見られる場合は、変速性能が劣るため、数種類のオリジナルスペーサーから最適なものを取り付け、フレームやパーツの精度を最大限高めます。
6.ULTEGRA カセットスプロケットと 105 のリアディレイラーのBlack。
7. 105 のBlackの リアハブ。
8. 105 のキャリパーブレーキに合わせて、キャリパーブレーキ用取り付け台座もBlackアルマイトに。
9. デュアルコントロールレバーには、重たくなりすぎないように 105 のSilverをチョイス。
10. ペダルは、ハードにしっかりホールドできるピン付きのBlackをセレクト。
11. ステムには、かなりの角度調整が可能な[Look]のエルゴステムを。ゆっくり乗りたいときにはステム角度を上げて、レーシングに走りたいときは下げてと、気分やシーンに合わせてポジションの設定ができる優れものステム。
12. APBのロックリングをアルミ製に交換。純正は手で締め付けるタイプですが、アーレンキーでしっかりと締め付けるタイプなので、より強度が増して、さらに見た目もマル。
13.リムにはスポーティな[Alex Rims]ディープリムのBlackをチョイス。ほど良くBlackカラーが入って全体が引き締まって見えます。
14. APB専用DAYキャリアをフレームと同色に塗装。キャリア取り付けたことで、レーシングなパーツのセレクトがクラシックなイメージを持たせるコーディネイトに。
15. サドルには、廃盤となってしまった[BROOKS]プロフェッショナルのBlack。それに合わせてバーテープも本革Black。キャリアと同様にレーシングでいてどこかクラシックさを残したコーディネイト。
滋賀県守山市在住のオーナーのモールトンと
Mercedes-Benz E320T。
Title: APB__Shimano 105 (Silver)
車種:Alex Moulton_APB
Date:2004年10月
No.005