Title: APB__ Shimano Ultegra 6600 (Midnight Purpul)
車種:Alex Moulton_APB
Date:2006年4月
No.019
今回のMoku《改》は、APB-8アーモンドグリーンを、以前所有されていたクルマの
NISSANスカイラインGT-R34ミッドナイトパープル(マジョーラカラー)に再塗装された事例をご紹介します。
このカラー名を聞いただけで、GT-R34を想像された方は、
この車種にしか存在しなかったカラーゆえに、相当な乗り物好きといえるでしょう。
まさしく今回のオーナーも、クルマからモールトンという自転車の存在を知り、虜になられたおひとりです。
大型リアキャリアを取付けたコンフォート仕様に組みながらも、
細部のパーツにもこだわった、オーナーらしいスポーティーなツーリングマシーンに仕上がりました。
3.62Tリングを装着する際、[Moku]フロントディレイラー(変速機)スペーサーを製作し、角度が異なる数種類の中から車体に応じて選択し調整します。
4.[Shimano] New ULTEGRA 10Speed のリアーディレイラー(変速機)とカセットスプロケット(リアギア)。
1.[Moku]APB用アルミマットガード。普段使いの楽しみ方には必須のアイテム。
2.クランクセットにのみ[Shimano] 旧ULTEGRAをチョイス。チェーンリングは[Moku]62Tをセレクト。
5.画像左:[Moku]カンチブレーキ専用台座。カンチブレーキでクラシカルなイメージに。右:[Shimano]カンチブレーキ。
6.カンチブレーキに、ワイヤーケーブルを通すための長穴を施したキャリアステー。ワンオフで製作。
7.ヘッドセットには、耐久性とカラーバリエーションの豊富さで人気のアメリカ製[chris king]をチョイス。
8. [Shimano]New ULTEGRAデュアルコントロールレバー(シフトレバー)バーテープには、スポーティーなシルバーカーボン調をセレクト。
9.距離やスピードの他に、ギヤポジションなどもディスプレイされる[Shimano]フライトデッキ。バイシクルライフがより一層楽しくなるアイテムのひとつ。
10.定評のあるイタリア製[fizi:k]のトライアスロンサドル。ほど良い柔らかさでコンフォートモデルとして人気。ワンポイントのシルバーが車体のアクセントに。
11.[Moku]シートポストシム。一般的なシートポスト径より太いAPBを、バリエーションの多い27.2mm径にサイズダウンさせるパーツ。ブラックアルマイトで統一感を出して。
12.シートポストにはF1(Formula1)などで使用されているカーボンパーツも手掛けるイタリア製[WR]のシルバーカーボンをチョイス。
13.購入時のアーモンドグリーンから、同色のマジョーラカラーに再塗装した[APB純正]大型リアキャリア。
14.たくさんの荷物を積むと、全体のバランスが崩れ、安定しにくいため、[Moku]Wスタンド台座+Wスタンドを装着。これで少々重たい荷物を積んでも心配なし。
1.キャリパーブレーキ台座を取付ける際、[APB純正]大型リアキャリアのステーが、ブレーキ本体に干渉してしまいまうため、これからリアキャリアを加工します。(加工前)
2.ステーの角度が変わり、ブレーキ本体にも干渉せずに取り付け可能に。(加工後)
●この自転車を選んだきっかけ&決め手は?
_前から琵琶湖を自転車で一周したいと思っていて、自転車を探していた時に、ふと、頭によぎったのが、 高校生の時から憧れていたカーグラフィックというテレビ番組で見たモールトンでした。買うならこれしかない、これにしようとゆうのがきっかけです。
●この色を選んだきっかけ&決め手は?
_初めて見たミッドナイトパープルのスカイラインGT-Rが、印象に強く残っていたので…。
光のあたり具合で変化する様子がかっこよかったのが決め手。
●この自転車の一番のお気に入りは?
_フレ-ムカラ-。WRのホワイトカーボンシートポスト。シマノのSTIレバ-とセットのフライトデッキで、速度と変速ポジションが表示されるところが走る楽しみを倍増してくれます。
●カスタムとは。
_自分の個性を表現したもの、物と人が互いに成長できる<架け橋>と思います。
●普段の使い方や、この自転車に乗ってから変化したことなど。
_普段は、ツ-リング、ス-パ-からコンビ二と買い物、散歩など、雨以外は、ほぼ毎日乗っています。ツ-リングや散歩に行くと、たまに知らないおっちゃんに「おっ、モールトン、よう走るやろう」などと、いきなり声をかけられるので、ビックリすることがちらほらとあります。
カスタムの前後では、格段に性能が上がって、乗りやすさ、速さがパワ-アップ!素人ながら感動して…。この違いを楽しむのもカスタムの醍醐味だと実感しました。
これも、店長、スタッフのみなさんのおかげです。
■カスタマイズその後・・・・
現在は、この仕様からさらに進化して、クラシカルなカンチブレーキから、ブレーキのグレードアップ化を図るために、キャリパーブレーキ仕様に変更されています。そして、カンチブレーキでは装着可能であったリアキャリアも、キャリパーブレーキでは、キャリアステーがブレーキ台座に干渉してしまうため、キャリアとステーを加工。さらにホイールもグレードアップ。ハブにはシートポストと同メーカーの[WR]カーボン、リムには小径車初のオフセット、軽量チタン素材のスポークをプラス。より濃厚なモールトンライフを楽しまれています。
3.(画像右)APB純正大型リアキャリア。(画像左)APB純正<改>大型リアキャリア。ステーの取り付け金具の位置を変更し、クロモリパイプでトラス構造に。
4.(画像右)APB純正大型リアキャリアステー。(画像左)APB純正<改>大型リアキャリアステー。取り付け金具の位置が変更になったため、ステーも短く加工。
■ Owner's Voice ■