サイクルマラソン

鳥羽志摩線 (飛ばしません)2011.9.11

Cycle marathon Toba - Shima - Sen 2011

 
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サイクルマラソン鳥羽志摩線に参加してきました。

2011年9月11日(日)、三重県で開催された「サイクルマラソン鳥羽志摩線(飛ばしません)」に参加してきました。75km、100km、125kmのコースがあり、私たちは75kmのショートコースにエントリーしました。伊勢エビ汁や、ヒオウギ貝、かき氷の食べ放題や、伊勢エビ、真珠製品が当たる高齢賞や遠来賞など、走った後のお楽しみが多いのもこのイベントの特徴のひとつです。 伊勢エビ汁に釣られて下調べもせずに参加したので、何気にアップダウンが多かったのは想定外でしたが、晴天に恵まれて、玉のような汗を流しながら残暑厳しい伊勢志摩を楽しみました。その時の様子をご紹介します。

走行距離:75km

コース:志摩B&G海洋センター → 的矢展望台 までの往復

◀9月11日 7:30頃、スタート地点の志摩B&G海洋センターに到着。熱中症対策と交通事故防止ということで、8:00の開会式を待たずに7:45からプレスタートが始まり、自転車を組み立てて、受付を済ませた頃には、もうほとんどの参加者が出走していました。そんな感じでスタート。

▲穏やかな海岸を見ながら、ゆるゆると走っていると、どんどんロードバイクに超され、あっという間に私たちのグループだけになり、コースを間違えてないか若干不安になりながらも…、

▲どうにかなるやろうと進んでいくと、そこそこの坂がちょこちょこ現れ始めて、

▲交通量の少ない見晴らしの良い橋を何本が渡って、

▲またまた長めの坂が現れて、「ちょっと坂多くない?」とか話しながら、

▲眺めの良い何本目かの橋で小休憩して、

▲しばらく走っても全然誰にも出会わないので、念のため現在地を確認しがてら、またまた小休憩して、

▲相変わらず、ちょこちょこ坂が続いて、登ったぁ〜と思ったら、また下りて、また登って…と進んでいたら、対向車から「そろそろ第一チェックポイント引き上げるから急いで〜」と言われて、チェックポイントなんてあったんや!…と思いながら頑張って進んでいたら、案の定引き上げて帰ろうとしている地元スタッフの方に呼び止められて「申し訳ないけど、ここでチェックさせてもらうね〜」と言われたのでここでチェック。

▲「ずっと待ってても誰も来ないから引き上げてしまったわ〜!ゴメンね〜」と言われ、ここで私たちが一番最後なんや!?ってことに気が付いて若干焦りながら、「1〜2km先に展望台があるから初めてだったら見に行ってみたら〜?」と言われて、せっかくなので展望台へ向かって、

▲待ってた景色がコチラ。ココが本来チェックポイントの場所だったようで、青と緑のパノラマが広がっていました。写真で伝えきれないのが残念。

▲途中でチェックしてもらった地元スタッフの方が、親切に展望台まで案内してくれて全員で記念撮影。

▲チェックポイントの展望台から元来た道を何kmか戻って、志摩市大王支所のエイドステーションに到着。このイベントはゴミ減量のためマイボトル持参で走ります。手作り感溢れるアットホームなエイドステーションでバナナにクッキー、ビタミンドリンク、水、さとう水などを補給。ここでも「何kmコースや?折り返しか?」と言われ、「75km。どうやら最後みたいです」と返事したら「え〜〜?75kmかいな?もうとっくにみんな行ってしまったで!無事に帰って来るんやで〜」と見送られ、75km折り返し地点の的矢展望台へ向かいます。

▲気分を入れ替えて走り始めましたが、ここでも登って下りてと坂がポコポコ…。フラットな道路がほとんど無かったような気がします…。この辺りから、折り返してきた参加者と対向ですれ違うようになって、挨拶したり、「頑張れ〜」と声を掛けてもらったりして、しんどいながらも楽しんで走っていました。

▲頑張って登り続けてると、パッと景色が開けて、散々登ってきたのに、それに輪をかけた激坂が視界に入り、「こりゃアカン」とめげそうになった時、その手前にエイドステーションらしきテントが目に入って、気持ち、体力とも持ち直しました。でも100km、125kmは、その激坂を登るわけで…。「飛ばしません」というか「飛ばせませんよこのコースは…」と素晴らしい景色を眺めながら、往路を振り返っていました。

▲的矢展望台のベストポジション。

100km、125kmを折り返してきた参加者が続々とエンドステーションに現れて、混雑するのかなと思いきや、軽く補給を済ませてすぐに出発する参加者がほとんどで、私たちのような最後尾なのに、のんびりお喋りしてる参加者はこの時間帯ではあまり見かけませんでした。気分転換もできたので、地元スタッフの方に作ってもらったスポーツドリンクを持ってエイドステーションを後にしました。

▲71歳の山下さん。75kmのツーリング自体が初めてで、この6月にオーバーホールがてら、6速から10速化へカスタマイズしたBromptonで参加されました。普段は必要のない10速も今回はさすがにフル回転だったようですが、登りもスイスイ、下りも結構なスピードが出ていたので、モールトン、BD-1の中でも、大きく離れることもなく、心拍も130と安定していて無理なく楽しまれていました。さすがにBromptonで参加していたのは山下さん一人だけでしたが…。

▲一つ目の志摩市大王支所エイドステーションに戻ってきて軽く補給して、ゴールへ向かってラストスパート。 遅すぎて、案内役の方が休憩していて危うくコースを間違えそうになった往路より、前後に他の参加者がいる分、 復路は早く感じて、登りも往路より易しく感じました。走りにも集中できて、すっきりと気持ちが良かったです。

▲で、ゴール。受付で最後のチェックをしてもらって、完走証やら、記念品、参加賞、お弁当などなどを受け取って、お楽しみのお昼ご飯。

▲お昼ご飯は、魚のしょうゆ漬け弁当でした。こんな生魚のお弁当が出るなんてビックリ!?さっぱりしてて美味しかったです。ここで各賞の表彰式がはじまって、高齢賞はなんと77歳?! 71歳の山下さん…密かに狙ってたんですが残念。そして遠来賞は沖縄県?!凄い!ビックリ!と同時にざっくりまとめて自転車って良いな…と改めて感じました。

◀▲伊勢エビ汁もこんなにたくさん!焼きヒオウギ貝も美味しかったですし、かき氷は食べ放題で、この日はとても暑かったので2杯は軽く食べられました。このときもゴミ減量のため、持参したお椀やマイ箸、小皿で受け取ります。

のんびりお昼ご飯を済ませてから、汗だくの体をどうにかしたいと、少し寄り道して温泉へ。

▲で、向かったのが「合歓の郷」。優雅にしばしの休息。

▲温泉で癒えた体をハンモックに預けてのんびり…、してるかと思いきや、ブラブラ揺らしてはしゃぐ男性陣。

▲あれ?山下さんもチャッカリ揺られてる?!

▲記念品のTシャツと参加証のしそひじき、写真入りの完走証。この完走証、撮影の時は照れましたが、貰えるとなんだか嬉しいです。リピーターが多いこのイベント。完走証が毎年1枚ずつ増えていくのを楽しみにされている方も多いのではないでしょうか。

▲前日の9月10日(土)は、早めに京都を出て、伊勢神宮へお参りに行きました。

おまけ/伊勢神宮へお参り

▲ 伊勢神宮へ続いている五十鈴川。 何度か訪れていましたが、神宮正面の宇治橋からしかお参りした事がなかったので、おかげ横町の裏にこんな素敵な河原があるとは知りませんでした。

▲お参りする前に楽しみにしていた「赤福本店」へ。

▶ 赤福の瓦に「あか福」の文字。これも今回初めて気が付きました。赤福だけではなく、おかげ横町の木造日本家屋の瓦には、それぞれ異なるオリジナルデザインの意匠がたくさん見られます。瓦屋根を見ながら伊勢神宮へお参りするのも “おつ”ですね。

▲ いざ、伊勢神宮へ。何度訪れても雄大な大樹に圧倒され、癒されます。

▲ 2009年に架け替えられた宇治橋。

▲ 9月10〜11日は、ちょうど「神恩感謝 日本太鼓祭」が開かれていたので記念にパチリ。そんな伊勢志摩2日間でした。

全コース合わせて定員500名と、こじんまりした規模のイベントでしたが、大会の要項を見ると、75km/105名に対して、125km/238名で最も参加人数が多く、男性の最高齢が77歳(100km)、女性の最高齢が69歳(75km)でしたが、61歳女性が125kmに参加されていて、男女合わせて60〜79歳は41名も参加されていました。逆に10歳未満の男の子が1名いたのにもビックリですが、 年齢層が高く、30〜59歳の参加者が全体の80%近くを占めていたようで、危ない乗り方や、追い越される際にヒヤッとさせられるようなことも無く、落ち着いた大人のサイクリングイベントだなと感じました。交通量も比較的少なく、一部交通量の多いコースも走ったんですが、煽ってくるような車も無かったですし、車のストレスは一度も感じませんでした。

距離からしてビギナー向けとは言い難いですが、地元の方とのコミュニケーションも楽しく、ゴミの減量にも共感しましたし、エイドステーションでは地元の子供達がお手伝いをしていたりと、アットホームな雰囲気で、北は埼玉県、南は沖縄県と参加される方の範囲も広く、リピーターが多いのにも頷けます。

全体を通して、自転車って体に優しいスポーツなんだと改めて感じさせられたイベントでした。

まとめ

▲ 神宮内からの五十鈴川。